一般研修 general training

専門医取得について

東海大学産婦人科は周産期部門、婦人科腫瘍部門、婦人科生殖部門の3つからなります。レジデントの先生方にはこれらの3つの部門を丁寧に学んでいただき、手術手技もなるべく早くマスターしてもらえるようにしています。多くの症例数があり(2015年度 分娩:512件 帝王切開:278件 腹腔鏡下手術:307件 悪性腫瘍手術:181件)、様々な研修を経験できる環境にあります。
産婦人科医としての基本的な診療技術、幅広い知識を習得し、周産期、婦人科腫瘍、女性のヘルスケア、生殖医療、内視鏡手術、さらに連携施設での研修により、幅広くより高度な知識技能を持つことが可能です。研修修了後は、神奈川県西部地区のみならず、地域医療の担い手として、神奈川県も含めた希望する施設で就業することができます。研修後のみならず、研修中から大学院への進学も可能です。
産婦人科専門医を取得した後にもその道の専門家が指導を行い、subspecialtyの専門医取得(日本周産期新生児医学会周産期専門医 日本婦人科腫瘍学会専門医 日本不妊学会生殖医療指導医、日本内分泌学会専門医 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、臨床遺伝専門医など)を目指します。
また、当教室では調和を大切にしております。他大学出身の先生方に対してもまったく隔たりなく、仲良く、楽しく、切磋琢磨しながらレベルアップしていくことを目指しています。個性を重視し、自由と規律を両立させながらチーム力もつけていくことを目標にしています。そのためにも、積極的に国内・国外の学会・研究会に参加してもらい、最先端の情報や発信者に触れ、たくさんの知識とチャンスを得てもらうよう支援しています。
一方で女性医師が増加している昨今、医師の修練時期と女性の結婚・出産・育児期間が重なっており、女性医師が将来の歩みを若い時期に決めるのは難しいかもしれません。東海大学産婦人科では、女性医師の妊娠・出産・育児に関する支援プラン・就業規則を作成し、妊娠・育児中の女性医師が就労を継続しやすい勤務体制の構築に力を入れております。

産婦人科専門研修制度について

現在、日本産科婦人科学会が主導し研修プログラムが見直され、平成30年度を目途に一斉に新制度をスタートする予定になっています(http://www.jsog.or.jp/statement/statement_160803.html)。
東海大学産婦人科では、平成29年度から研修を開始する場合は、現行の研修プログラムで研修を行いますが、新専攻医制度の実施にあたり、地域の基幹病院として連携施設とともに医療圏を形成し専攻医の指導に当たります。

当科の専門研修プログラムについて 産婦人科研修システム
  • ※5年目までで産婦人科の臨床研修を積み産婦人科専門医を取得する。
    専門医取得後は選択した専門分野の研究をしつつ、臨床はチーフとして下の指導。
    専門医取得後に本院や他院でSubspecialtyの研修も可能。
  • ※分院:東海大学八王子病院、東海大学大磯病院 出向病院:神奈川県内の総合病院
  • ※助教;産婦人科専門医取得あるいはそれに相当する臨床技能が備わった者を推薦する。